2018年1月 のアーカイブ

月次祭のご案内(2月1日 午後2時より)

2018年1月31日 水曜日

本日は、境内に大変多くの大雪が降りました。

周りを見渡せば「銀世界」、例年によりも多く降り続いております。

 

2/1午後2時より斎行致します。

国家の平安と皇室の護持、そして参列される皆様方のご健勝とご多幸をご祈念申し上げます。

月次祭参列は特にお包み頂く必要はございませんので、お時間になりましたら拝殿にご昇殿いただき、
どうぞ日々の祈りと感謝をご神前にてお参り下さい。(小)

自然のコトバ ②

2018年1月31日 水曜日

本日は清々しい朝を迎えております。

空気は少し冷たく、日がさす所はなんだか暖かい。

自然を肌で感じるのは、結構贅沢なことかもしれません。

自然の豊かさを表現したコトバを少しご紹介いたします。

【曙】…夜がほのぼのと明け始める様子

【朝ぼらけ】…朝がぼんやりと明けてくる頃

【黄昏時】…「誰そ、彼は」が語源で薄暗く相手がだれかわからない時間帯(夕方)

【暮れ泥む】…日が暮れそうで中々くれない様子

【夕映え】…夕暮れ時の光に照らされて、モノが美しく照らされている様子

【夕凪】…夏の時期、陸と海の風が入れ替わる瞬間に風がピタッと止まる様子

【釣瓶落とし】…釣した瓶が上から下におろした時と同じようにすぐに沈む、秋の夕日のこと

自然の豊かさをしっかり表現した言葉だと私は考えます。

自分が感じた自然を皆様はなんと呼びますか(小)

日本の風習(長寿の祝い)

2018年1月29日 月曜日

昔はよく、今はわからないかもしれないけど「大人」になるとわかるよとアドバイスをもらった覚えがあります。

長生きするといいことがあるなど、人生の先輩方にいろいろとご指導を頂きました。

日本には、長寿の祝うという考え方があります。

年祝い、長寿の祝いとも言いますが、そもそも古代中国では「敬老思想」という文化があります。

敬老思想とは「高齢者の敬い大切にする」こと

古代の中国では長寿の祝いとして「詩」を贈り合う習慣がありました。

それが、平安時代に伝来し長寿を祝う儀式が広まったと言われております。

長寿の祝いとは【命に感謝し、歳を重ねる喜び、家族や友人を大切に思う心を確認し合う】節目の儀礼です。

年齢の数え方は地域によって異なり、「数え年」「満年齢」どちらでも差し支えないと言われております。

ご友人、ご家族様とご相談されて祝いの節目をお決め頂くのもいいかもしれません。(小)

 

日本の風習(節分)

2018年1月27日 土曜日

本日も大変多くの雪が積もり、本当に立春に近づいているのかと少し心配しております。

2月3日は節分でございます。

日本の風習をあらためてご紹介できればと考えております。

節分は書いて字のごとく「季節を分ける節目」を表す言葉です。

家庭や地域により節分の過ごし方は様々ありますが、そのうちの一つをご紹介できればと考えております。

節分と言えば「豆まき」ですね。

 

炒った豆を鬼に向かって豆をまき、歳の数だけ豆を食べる

この一行には、様々な考え方やその時代を生きた先人たちの願いが込められているそうです。

①歳の数だけ豆を食べるとは…忠実(まめ/真心をもって努力する)な人を目指して

②豆とは…魔を滅する(豆/魔滅)を表し

③炒った豆を鬼とは…陰陽五行説でいうところ「鬼→病」を表し、「炒った豆→火」を表しているそうです。

そこで炒った豆で病を祓い一年間「病気知らずで達者に過ごせるように」と願った

④季節の節目にまく豆は「その年(立春を迎え暦がわりし次の年)の五穀豊穣、豊作」を祈念してまく。

※昔は市町村によって収穫できるものが違った豆の代わりに「五穀(・豆・)」のどれかをまいてたそうです。

ちなみに、新潟県は落花生をまく、ご家庭が多いのではないでしょうか…

東日本では、約7割のご家庭が「落花生」

西日本では、約8割のご家庭が「大豆」だそうです。

 

また、恵方巻も節分の恒例行事になってまいりました。

元は、関西方面の文化が関東にも進のだそうで今では全国的に行われているのではないでしょうか…

具材の種類は基本的に、なんでも大丈夫だそうですが、「7」種類をまく。

七種類の具材を海苔で巻き、節分の時期に恵方に向かって切らずに食べるものを

「恵方巻」と呼んでいるそうです。

気になる人気の具材と意味

①うなぎ…出世

②エビ…長寿

③伊達巻…金運

④きゅうり…成長

⑤シイタケ…体力

⑥桜でんぶ…おめでたい

⑦かんぴょう…縁結び

※意味は地域によって異なるそうです。

「豆まきも恵方巻」も新しい季節を迎える為に、育まれた大切な文化だと感じております。(小)

自然のコトバ

2018年1月25日 木曜日

東京では48年ぶりの寒さを観測したそうで中々、自然にはいつも驚かされます。

新潟県の長岡市も雪が多く降り積もり、風で巻き上がる雪で視界が悪い状況です。

この時期は、「寒いのはやだなぁ」「雪かきやだなぁ」と

思う人はたくさんいらっしゃると思います。

さてさて、このように思うのは現代人だけでしょうか、先人たちは

いやだ、いやだと思うなら「まずは友達になればいい」そんなことを考えた人もいるそうです。

そこで普段使わない「雪の言葉」を集めてみました。

【名残の雪】…春を迎えてから降る雪(春になっても解けずに残っている)

【雪の花】…雪が降る景色が花びらが舞う様を例えたもの/木の枝に積もったが咲いている様を例えたもの

【宿雪】…解けずに残っている雪(しゅくせつ)

【雪眉】…白い眉毛(せつび)

【雪月花】…四季折々の美しい眺めのこと

【雪晒し】…北陸地方で伝わる織物の「越後上布」の重要な工程(ゆきさらし)

などなど、紹介しきれない言葉はまだまだあります。

日常生活で「感じたこと、学んだこと」を コトバ にし現代まで語られております。

「雪」という相手をよく知ることで、毎年訪れる「雪」が待ち遠しい日がくるかもしれません(小)