2016年6月 のアーカイブ

兼務神社例祭(黒津町春日神社)

2016年6月13日 月曜日

天神社の例祭の後、そこから近い黒津町の春日神社の例祭へ。

市内北部の神社の中では境内も広く立派なたたずまいです。

この春日神社は金峯神社と縁が深く神社の成り立ちに大きく関わっていると伝えられています。

金峯神社と春日神社の間の道を「例幣使道」といい幅八間の直線の道がつながっていて、金峯神社の流鏑馬ではこの春日神社まで馬が駆けたと伝えられています。

流鏑馬の第二騎手が射る的を「春日の的」というのはこの春日神社から来ています。

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春日神社

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境内社「諏訪神社」

 

境内には春日神社に並列し諏訪神社が祀られています。

この地域では、傍に流れる信濃川との関わりが深く、以前は「島虫様」と言ってツツガムシの被害が大きく虫除けの祭事が盛んでした。

川を渡ったり河川流域の畑や魚なども捕れたのでしょう、人々の生活と信濃川は切っても切れない関係にあり、五色の幣束を竹に差しお祀りするのですが近年では全く行われなくなりました。

これも時代の移り変わりではありますが、地域の記憶として伝えていきたいと考えます。(桃)

兼務神社例祭(天神町)

2016年6月13日 月曜日

5月29日(日)長岡市内天神町の例祭が行われました。

神社名は天神社といいますが、地名の天神町は神社名に由来するものと思われます。

市内からは北部に当たる郊外の地域でこちらも30数軒の氏子で神社を祀っています。

5月の日曜はこちらが繁忙なのを配慮していただいて当日の早朝より祭礼を行っていただいています。

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時期的に雑草が生える時期ですが、境内は事前に清掃をしていただいた様子できれいになっておりました。

こちらに限らず市内の北部は美観のお社が多いです。直会の途中で中座させていただき次の祭礼の奉仕先へ。

田植えがちょうど終わったばかりの水田が広がり大変心地がよいです。(桃)

夏越の大祓 茅の輪

2016年6月12日 日曜日

本日、暑さを肌で感じる一日でございました。

6月12日の気温は 31℃湿度は 84%と数値を見ますとより暑さを感じます。

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境内には、清涼感のある幟ご準備いたしました。また、本殿まで進む参道には 茅の輪 がございます。お参りお待ち申し上げております。(小)

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夏越の大祓のご案内(6月30日午後4時より)

2016年6月10日 金曜日

北陸、東北地方以外はすでに梅雨入りしたようですね。新潟県は平年ですと12日頃。梅雨入り前の貴重な日差しが朝から降り注いでおります。

さて、6月30日(木)に斎行される夏越の大祓のご案内です。

大祓(大祓式)は年に2度(6月30日と12月31日)行いますが、日々生活していく間に知らず知らずの内に身についてしまった穢れや罪を人形に移してお祓いし、清き明き直き正しき心に立ち返り新たな気持ちで残りの半年をより良く生活して行くための神事です。

6月30日に執り行われる大祓は『夏越しの大祓式』と称され、茅輪(ちのわ)神事と呼ばれる神事が執り行われます。

茅輪神事は『釈日本紀』の中の「備後国風土記逸聞」の中に書かれている蘇民将来・巨旦将来と言う兄弟の故事が元になっています。

元来茅の輪は腰に身につける程度の小さな物でしたが、時代が下るに連れて人が通れる程の大きな物が作られる様になっていき、また罪や穢れを祓う大祓式と習合して今日まで至り、現在数多くの神社で執り行われています。ちなみに当社では茅の輪を6月20日~7月2日まで設置いたします。

また拝殿前に人形と申込用封筒を設置しております。当日ご参列になれない方もご祈祷をして記念品を差し上げております。

半年の節目に茅輪を通り、人形に罪や穢れを吹きかけて心を清浄に保ち、災いから身を守るという、とても大切なお祭りですので、皆様どうぞ神社にご参詣ください。6月30日(木)午後4時斎行です。(吉)

夏越し大祓

兼務神社例祭(十二潟町神明神社)

2016年6月4日 土曜日

祭礼から少し日が経ってしましましたが

5月22日に長岡市内の北部、天神町の例祭が行われました。

旧長岡市内の一番端で、猿橋川を越えると旧中之島町になります。

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水田の真中にこんもりとした杜の中に神明神社が鎮座します。

もともとは現在よりも東側に沼地(潟)がたくさんあり(「たくさん」を十二と称したようです)、そこから十二潟という地名が起こったと伝えられます。

東山一帯には山の神として十二神社が多く祀られていますが何か関係があるのでしょうか。

この神社も十数軒の氏子で支えられている神社ですが、ご覧のように祭礼日にはかなり大きな幟を立てます。田舎らしい水田の原風景を思わせる景色だと思います。(桃)