‘神社の歴史や由緒’ カテゴリーのアーカイブ

春祭り(上高見・諏訪社)

2011年5月18日 水曜日

前回の続きで、上高見の諏訪社を紹介します。

御祭神 建御名方命(たけみなかたのみこと)

由 緒 創立年代は不詳、高見町の産土神である。南北朝時代の越後は蔵王堂(現蔵王町 金峯神社)を分岐点とし是より北は北朝方、以南は南朝方の勢力範囲であった。高見は北朝方で下高見村の粉川氏・伊丹氏一族が属し、のち楠氏一族が当地に移住し、その勢力挽回に努め「楠」字の「木」を捨てて姓を「南」と改め、専ら荒野を開墾し時期到来の機を伺っていたと伝う。南氏の祖は農業の神、諏訪大神の御神霊を奉って氏神と定め、五穀豊穣の祈願をなした。これを以て当社の創建とし、境内社の十二神社は旧氏子中の邸内社で有ったものを当社の境内神社として移し奉った。境内は旧来鬱蒼としていたが明治初年の上地の際伐採し、明治三十三年、耕地整理に伴い境内地を整備した。

境内社 十二神社 (御祭神 大山袛命 創立年代は不詳)

上高見 諏訪神社

春祭り(高見町・結社)

2011年5月17日 火曜日

5月に入ると、長岡地域では春祭りが多い時期になります。

去る15日もも長岡市内高見町の結社と諏訪神社に祭礼を奉仕してきました。

一日で上高見の諏訪神社と、下高見の結社の祭礼を行いました。

写真等撮る余裕がありませんで、申し訳ありません。14日は大変な強風の天候だったんですが、15日は穏やかな五月晴れ。

子どもたちの神輿の声が境内をこだましていました。(この地域は大変子どもたちが多い地域です)

本年度は先に結社より神事を行いました。下高見 結社の由緒を ご紹介いたします。↓

ご祭神 結社・・・・・・高見産霊命(たかみむすひのみこと)

諏訪社・・・・建御名方命(たけみなかたのみこと)

由 緒 創立年代不詳、下高見町の産土神である。高見の庄はこの地方における最古の土地と言い伝える。社伝によれば、出雲系氏族の粉川氏・伊丹氏は当地に移住し荒野を開き、社殿を建立し天神高見産霊命を奉祀した事に始まるという。村名は神名に因んで高見村とし、神名の産霊(ムスヒ)を取りて「結(ムスヒ)」と社名と定めた。一族の長は城濠を築き、毎年の祭儀も全て怠りなく祭政一致の施策を執り、相当の規模を有し鬱蒼とした社木が境内を塞いだという。これが為に世人は権現様、高見の権現様の森などと称されたが、明治初年の上地の際古木は伐採され、社殿は維新の際炎上し一時は仮宮となり神社の形態を具備せず、境内地は私有地払下げとなる。また戦後は農地解放となり、加えて昭和三十六年九月十六日、第二室戸台風により社殿が倒壊した。昭和五十一年高速道路の開通により同地積に所在の諏訪社に合祀された。

結社上高見諏訪神社は後日紹介します。(桃)