‘御朱印のご案内’ カテゴリーのアーカイブ

令和3年6月の御朱印のご案内

2021年6月1日 火曜日

6月の御朱印をご案内いたします。
『オタクサ』

オタクサとは紫陽花(アジサイ)の別名です。
このオタクサという名前には素敵なエピソードがありますのでご紹介いたします。

江戸時代鎖国の最中、ドイツ人医師シーボルトは長崎に来航。自然科学にも精通したシーボルトは日本滞在中に多くの植物の採取と調査を行っています。そしてシーボルトは日本古来の紫陽花を西洋に紹介しようと、この花にオタクサ(お滝さん)と最愛の妻の名前をつけたのでした。
二人の間に一女(お稲)が生まれ幸せな日々が続いていたのも束の間、一時帰国しようとしたシーボルトの船から当時国外への持ち出しが禁じられていた日本地図や葵の御紋の羽織などが見つかり、結果スパイの容疑をかけられ、1829年シーボルトは妻子を日本に残したまま国外追放となるのでした。
1832年彼が刊行した『日本』という本では、侍、町人、僧侶など、当時の様々な日本人の絵姿が紹介されていますが、その中にはお滝さんの肖像が特に大きく収められています。

以上がオタクサ(紫陽花)にまつわるお話です。
梅雨期に咲く紫陽花の淡い色を、水面に葉が落ちるイメージで表現してみました。二百年も昔のお話に思いを馳せながら、初夏をつつがなくお過ごしください。
(6月1日(火)より頒布、初穂料300円、直書・書置どちらも可)(桃)

令和3年5月の御朱印のご案内

2021年5月1日 土曜日

5月の御朱印をご案内致します。

白詰草

風薫る5月、木々の息吹も一斉に芽生え緑色づく季節です。

白詰草とは、ご存じクローバーの正式名称です。鮮やかな新緑の萌黄色を感じながら、四つ葉の幸運恵まれる月となるよう願いを込めました。

直書・書置どちらにも対応致します。初穂料は300円です。(野)

4月の御朱印のご案内

2021年3月25日 木曜日

来月四月の御朱印をご案内します。
『桜恋(さくらこい)』🌸
桜恋とは桜の季節にいだく儚(はかな)い恋心。春は卒業式や入学式、異動や転職、進学など大きく環境が変わる季節ですね。それに伴って新たな人との出会いや親しい人との別れが春の陽気の中で何とも儚く感じられる季節です。桜吹雪に感じる日本的な儚い心象を表現してみました。
直書・書置対応します、初穂料300円です。

花手水は4/1終了ですが、次回は
4/10(土)~5/9(日)まで行います。
※途中花の入れ換えを数回行うの予定です。(桃)

令和3年3月の御朱印のご案内

2021年3月3日 水曜日

まだまだ寒い日は続きますが、時折暖かくもなり雪解けは進んでいる今日この頃です。

遅くなりましたが3月の御朱印のご案内を致します。

風待草

梅は春告草と言われますが東風を待って咲くので風待草ともいわれます。昔、春は東からやってくると信じられていました。

3月1日(月)から頒布させていただいております(初穂料300円)
直書・書置どちらにも対応致します。

令和3年2月の御朱印のご案内

2021年1月20日 水曜日

今日は大寒。一年で最も寒い時期とされます。新年の花手水も終わり、手水舎も今日は凍ってしまいました🏔️


来月2月の御朱印をお知らせします。
『六花(りっか)』💠

六花とは雪の別称です。雪の結晶が六角形であることからそう呼ばれるそうですが、何とも風情のある雪の呼び方ですね。
社号[金峯神社]と雪の結晶を銀色に、澄み渡り星の流れも美しい冬の夜空と御神紋[五七桐]を紺青色で表現しました。
2月1日(月)から頒布となります(初穂料300円)
直書・書置どちらにも対応致します。(桃)