‘年中行事’ カテゴリーのアーカイブ

七五三の様子

2009年11月15日 日曜日

今日11月15日(日)は七五三の日です。

七五三は早い方で9月から~11月中まで承っておりますが、最近の不安定な世相を反映してか家族のつながりが見直されているような気がします。七五三を通じて成長の様子を再確認し家族のつながりを深めたいという方が近年増えているようです。

今日は風が大変強い一日でご参拝された皆様方ご苦労さまでした。境内の葉っぱもきれいにしたかと思いきや、また振り出しに戻ってしまいました。

今日は大勢の七五三の親子連れの方々がご参拝されました。

七五三七五三の由来はホームページ にもあります通り、神社に参詣し、神様に今まで無事に過ごしてきたことに感謝し、今後も健やかに成長することを祈るものです。また子供の成長を社会的に認知し、成長の自覚を持たせる通過儀礼が起源です。

参拝されたお子様たちが健やかに成長されますようお祈り申し上げます。本当におめでとうございました。

王神祭

2009年11月7日 土曜日

11月5日午前10時より王神祭(新潟県無形文化財)が斎行されました。

11月に入り非常に寒くなっていたのですが、この日は秋晴れの穏やかな天気の一日でした。

まず祓詞奏上の後に雛形行事が行われます。神社でお祓いなど受けるときに大麻(おおぬさ)という紙の切り物でシャッシャッと祓われると思いますが、この雛形はその原型ではないかと思われます。御花米といって米をまず撒きその後一対の雛形で神饌や参列者を祓います。

年魚行事
続いて年魚行事が行われます。古来より鮭は越後人の動物性蛋白質の源で、越後の特産品として朝廷に献上されていました。今でも越後の年取りの魚は鮭で昔より馴染み深い魚です。この年漁行事では菜ばしと包丁で鮭を鳥居の形に捌きます。

示鏡

続いて祝詞が奏上されます。その後、撤神食が行われました。これは神饌として奉った餅と鮭をお下げし神社役員がその場で食する儀式です。直会などもそうですが、神道では神人共食といって祭りの中で神前で神とともに同じ食物を食べたり、もしくは、祭の後の直会の席で、下してきた神饌を氏子がともに食べることによって神の力を得る、神と人とが一体となることが大切な祭りの要素として育まれてきました。

次に末広舞が奉納され、最後に示鏡が行われました。王神祭は神様の結婚式といわれる一説もあり、この鏡を使って顔合わせを行ったり、三献の儀が最中に行われるなど確かにそう思うところもあります。

終了後直会が行われました。毎年の通りお雑煮が振舞われ今年も残りあと2ヶ月に迫ったなぁと感じるのでした。

世界平和祈りの週間

2009年10月20日 火曜日

10月18日から25日までを「世界平和祈りの週間」といいまして、世界の宗教者が時を同じくして平和のために祈りを捧げることとなっています。

これは、第2回WCRP(世界宗教者平和会議)世界大会をきっかけにスタートし、同大会で「平和実現に向けての宗教者による祈りの結集」を行うことが提唱されたのを受け、各地で草の根レベルの運動が広がりました。10月24日の国連創設記念日を含む8日間、世界各地で国家や宗教を超えたさまざまな活動が展開されます。

宗教観の違いから来る戦争や偏見を取り除き、平和な社会を実現するために宗教間の相互理解が非常に大切だと思っています。

境内清掃

当社では立正佼成会長岡教会の方々より境内の清掃奉仕をしていただき、その後世界平和のための祈願祭を行い、祈りの言葉 の唱和が行われました。

祈願祭

ご奉仕いただいた立正佼成会の方々大変お疲れ様でした。当社は欅の木が多いので、この時期は落ち葉が多く大変助かります。また非常に信心深い方々でいつも感心させられます。宗教の違いがあっても交流や対話を深める中で相互理解できることについて、いつも考えさせられます。

地道でも世界平和への道って意外とそんなところにあるような気がします。