‘年中行事’ カテゴリーのアーカイブ

塞の神神事

2011年1月11日 火曜日

1月9日夕方5時半より塞の神神事を行いました。

当日は朝から神社役員・氏子青年会・子ども会の皆様より塞の神づくりにご尽力いただきました。

当日は雨交じりの天気となり寒い中濡れた状態となりながらも、盛大な塞の神が無事出来上がりました。本当にありがとうございました。夕刻5時半より拝殿にて神事が執行われ、子どもたちを代表して6年生のお子様から玉串奉奠を務めていただきました。

6時に点火、今年は雨交じりの天候のせいか火の廻りが遅くなかなか燃え上がりません。

塞の神1するめやお餅など火にくべて食べる昔ながらの風習です。また書き初めの字を焼くと字が上達するといわれています。「昭和に戻ったみたい」とすれ違う人の声が聞こえました。そんな情緒に浸れたとしたら本当に嬉しい限りです。

塞の神2いつも思うのですが、火をじっと見ていると不思議と落ち着いた気分になります。

電気がない時代は、夜はそれこそ闇の世界であり畏怖の対象でした。囲炉裏の火を囲んで年寄りが昔話を始める、ああいった雰囲気。 神道では万物に霊魂が宿ると考えますが、夜の闇や火には間違いなく神が宿っていました。身近な自然の中に霊性を感じる事が出来る、そんな祭儀や境内づくりをしていきたいと思います。

なかなか燃えなかった塞の神も皆様のご協力を頂きようやく完全燃焼しました。

帰路見上げると 雪がケヤキに降り積もっていました。

塞の神3境内は一面銀世界に。

年末年始の行事はひとまず納めさせていただきました。

年頭のご祈願など忙しい日が続きますが、無事終えることができて少しほっとしています。(桃)

王神祭

2010年11月6日 土曜日

11月5日(金)新潟県無形文化財に指定されている「王神祭」が斎行されました。

当日は肌寒い小雨の降る中、無事神事が行われました。王神祭

祭礼の様子を撮影するのを忘れてしまいまして、写真は神事の後のものです。

通例神社の御神体は本殿の中にお祀りされ、外に遷御される事はないのですが、王神祭では古式に則り11月1日に遷座し、6日には再び御本殿に遷御します。

王神祭は金峯神社に合祀される又倉神社の祭礼です。御祭神大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)はこの地方に稲作・漁業・酒造を伝授され、その感謝の念を込め祭礼を行ったのが習わしです。創始年代は定かではありませんが、古代祭祀を今に引き継いでおり、文化財としての価値が高いとされています。

また大地主大神には沼奈川比売命(ぬながわひめのみこと)と、須勢理比売命(すせりびめのみこと)の妃神がおられます。このお二方の妃を一年ずつ交代しお祀りしています。祭祀の中には三献の儀式や示鏡によるお顔合わせがあり、古代の婚姻の様子が伺え、古来より縁結びの崇敬が厚く今に至っています。

今年の王神祭には平日の最中にも拘わらず、150名以上の参列者の姿がありました。近くの新町小学校の3年生の子どもたちも見学に来られ、厳粛な雰囲気、長い歴史の空間を肌で感じる事ができたら幸いに感じます。

祭典終了後の直会には、神前にて調理した鮭の雑煮を振舞っております。こちらも古くから伝わる調理方法に過去と現在を行き来する神社ならではの楽しさ、を感じていただけたのではないかと思います。いつもご協力いただいている氏子、崇敬者の方々に厚く御礼を申し上げます。(桃)

千手 八幡神社秋季大祭

2010年9月15日 水曜日

昨日は千手にある兼務社八幡神社の秋季大祭でした。

十一時から執行の予定でしたが、私の仕事の関係で少し遅れてしまいました。関係者の方は本当に申し訳ありませんでしたicon_cry.gif

例年ですと雨が降って神事の執行が大変らしいのですが、執行中は見事に晴れましたicon_smile.gif

・・・ですがやはり例年通りと言う事で。

神事が終わり直会の最中、まるでバケツをひっくり返したかの様な大雨に見舞われてしまいましたicon_sad.gif

最初は狐の嫁入り程度の雨だったのですが段々と本降りに・・・。

二時くらいに本務社に戻って来たのですが、蔵王方面は晴れ。

雲の流れから考えるに三時位には千手の地域も快晴になり、学校から帰って来た子ども達もお祭を楽しめたと思います。

写真は千手の集会場からの様子です(大)

写真写真1

宮内 高彦根神社例大祭

2010年8月18日 水曜日

毎年8月17日18日は兼務社の高彦根神社の例大祭です。

8月17日は朝から各町内のお神輿が神社前に各々集まり、御祓いを受けてからお神輿が練り歩きます。

その後10時からの祭典とは別に、各戸祓と言う神職が各家を回り歩きながら祈祷をする神事を午前、午後と行います。

夜には宵宮神事を執り行い、以上で神事は終了となります。

写真は境内の出店の様子。老若男女、様々な世代の人たちが出店を楽しみ、参拝していました。

こういった様々な世代が関わりあえる場所を継続し続けていく事が、大切だと思います(大)

写真写真1写真2

曲新町 赤城神社・曲方 十二神社の祭礼

2010年8月13日 金曜日

だいぶ更新が遅れてしまい申し訳ありませんicon_cry.gif

もう先月のことですが、7月28日に曲新町の赤城神社と曲方の十二神社の祭礼がありました。

曲新町 赤城神社

曲新町 赤城神社

曲方 十二神社

曲方 十二神社

毎年7月28日に隣接する両神社の祭礼がおこなわれます。この時期は梅雨明け後ですので今年も暑い暑いお祭りになりました。神事を行う順序や奉納演芸の会場は 毎年交互に変えているようで、今年は十二神社の方から神事を行い演芸の会場には手作りの装飾がされて御輿を担ぎに子どもたちが大勢境内に集まって賑やかなお祭りが行われていました。

その後赤城神社へ。鬱蒼とした森は静かですが、蝉の声だけが響き渡ります。氏子の人たちが境内に参列をし静寂に神事が始まります。

そして神事が終わり、参列者にお神酒授与 。

このように対照的な神社の様子ですが、どちらも魅力的な神社の一面だと思いませんか。静と動、ハレとケ、賑やかさと静寂。境内の空間の雰囲気の違いに面白さを感じます。

祭典後は直会。たっぷりと酒を戴いてきました汗