本年は、桜の開花がはやく蔵王地区は「さくら色」に染まりました。4月のはじめから境内などに行燈が立ち並び、大祭の前夜を明るく照らしました。
「蔵王堂城跡の堀」には桜の花が、ひらひらと夜空に舞いおりていました。
11月23日は国民の休日勤労感謝の日ですが、もともとの意味は新嘗祭に始まる新穀の恵みを感謝する祭儀です。
神道における最も大切なお祭りに祈年祭と新嘗祭がありますが、どちらも稲作に関する祭儀であり、稲の実りが長きに渡って日本人の関心ごとであったことが伺えます。
そして本来はこの新嘗祭を迎えるまで新穀を食べないのが慣わしです。神様に献上し召し上がっていただいてからはじめて人間が食べることができるという考え方です。
今年も崇敬者各位より新穀を奉納していただき厚く御礼申し上げます。
また兼務社の高彦根神社では盛大に新嘗祭を行っています。当日予報とうって変わって晴天に恵まれてよいお天気になりました。
新嘗祭が終わるとすぐに12月を迎えあっという間に一年が過ぎ去っていきます。年々早くなるような気がします。
11月5日(木)午前10時当社の相殿に祀られている又倉神社の祭礼、王神祭が斎行されました。
この日は秋晴れの晴天に恵まれた良いお天気になりました。例年より大勢の参列のもと定刻通り開始されました。
9月は秋の大祭を行う神社が多い月です。
暦の上でも秋ですが、稲刈りを迎え収穫の実りを感謝するのがこの時期です。
当社の兼務社の祭礼が二社行われましたので紹介致します。
千手町の八幡神社の秋の祭礼。写真は撮り忘れたので以前のものです。
5月の例祭ほど賑々しくはありませんが厳粛な神社を行いました。雨が激しく天候が悪かったのですが、祭儀が始まる頃に急にカラッと晴れました。
宮原町の大巳貴神社(おおなむち じんじゃ)の祭礼。
写真ではわかりにくいですが、近年建立された美観のお社で、祭礼には氏子の家を1軒ずつ祓う各戸祓、夜は演芸行事などを行います。
当社の兼務神社の範囲では9月で祭りはほぼ終了します。年1度の祭礼がほとんどですが、毎年感じるのは著しい少子高齢化です。市内の郊外周辺と比べるとまだずっと良いのですが・・・
少ない人数でも威勢よく行うことが大切だと感じています。祭礼が地域の一体感の核になればよいと考え奉仕していきたいと思います。