1月9日夕方5時半より塞の神神事を行いました。
当日は朝から神社役員・氏子青年会・子ども会の皆様より塞の神づくりにご尽力いただきました。
当日は雨交じりの天気となり寒い中濡れた状態となりながらも、盛大な塞の神が無事出来上がりました。本当にありがとうございました。夕刻5時半より拝殿にて神事が執行われ、子どもたちを代表して6年生のお子様から玉串奉奠を務めていただきました。
6時に点火、今年は雨交じりの天候のせいか火の廻りが遅くなかなか燃え上がりません。
するめやお餅など火にくべて食べる昔ながらの風習です。また書き初めの字を焼くと字が上達するといわれています。「昭和に戻ったみたい」とすれ違う人の声が聞こえました。そんな情緒に浸れたとしたら本当に嬉しい限りです。
いつも思うのですが、火をじっと見ていると不思議と落ち着いた気分になります。
電気がない時代は、夜はそれこそ闇の世界であり畏怖の対象でした。囲炉裏の火を囲んで年寄りが昔話を始める、ああいった雰囲気。 神道では万物に霊魂が宿ると考えますが、夜の闇や火には間違いなく神が宿っていました。身近な自然の中に霊性を感じる事が出来る、そんな祭儀や境内づくりをしていきたいと思います。
なかなか燃えなかった塞の神も皆様のご協力を頂きようやく完全燃焼しました。
帰路見上げると 雪がケヤキに降り積もっていました。
年末年始の行事はひとまず納めさせていただきました。
年頭のご祈願など忙しい日が続きますが、無事終えることができて少しほっとしています。(桃)