今年は暖冬の影響で境内にはあまり雪が少ないように感じました。暖冬の影響はそこに住む動物たちの生活を変化させます。新潟県長岡市蔵王の金峯神社では毎年、年末の時期になりますと注連縄を手作りします。その注連縄は約10メートル近いものですがそれを拝殿の前に結びます。
その注連縄には少量の稲(お米)が付いており、雀が注連縄の上に並んでその稲を食べています。雪の時期は食べ物が少ない為貴重な栄養かもしれません。
雀始巣(すずめ はじめて すくう)ともうしまして 3月20日頃から雀達は巣作りを始めます。田畑や人家の近くを住む雀は我々にとって身近な小鳥ではないでしょうか。一方で農作物を荒らす事もあり農地には案山子(かかし)や鳴子(なるこ)が準備されております。最近では工事が進み街中では見る姿が減ってきました。
また、秋分(しゅうぶん)と同様に昼と夜が同じ長さになるのも 3月20日(春分)ごろです。日増しに強くなる太陽を感じながら桜の開花も始まり心もウキウキとしてきます。
花の花芽 花開き 色づく姿は 艶やかにと 春の訪れをお待ちしております。(小)