つい先日から拝殿前の階段に本榊を置き始めました。境内にある榊の木から採取したものです。
一般的に榊と呼ばれるものは「本榊」と「ひさかき」の二種類ありまして、ふちがギザギザしておらず艶のある緑色をしているのが「本榊」でふちがぎざぎざしており葉の大きさが小さめの物が「ひさかき」です。
このひさかきと言う物は本榊が生育出来ない寒い地域では本榊の代用品として良く使われます。
榊に似て非なるものであるから「非榊」とする説や本榊よりも小さいので「姫榊」と呼んでいたのが訛ってひさかきになったなど諸説ありますが、古来よりどちらも神事に使われる大切な樹木です。
家庭の神棚などにも捧げられ、毎月一日と十五日に新しい榊に取り換えるのがならわしとなっています。
参拝のついでにお持ち帰りになり、神棚に捧げてみてはいかがでしょうか(大)