早いもので神無月に入りました。今年もあと3か月になりましたね。一年一年がだんだんと早くなって過ぎていくような気がします。
10月2日(日)に横枕町の兼務神社、神明神社の例祭に奉仕をしてきました。
写真の通り、私どもの兼務神社の中で唯一山の上に鎮座する神社です。写真は祭典奉仕後の上から撮影したものですが、百段以上の急な階段を上りますので私以外の参列者もフーフー言いながら参進します。
上に鎮座する神明神社です。ななめから撮影しないと落ちてしまうのでわかりにくいですが、美観の建築だと思います。
この拝殿には電気が通っていません。午後3時からの祭典でしたが、だんだんと暗くなるのが感じられます。町中であれば外灯があったり住宅や店舗の照明で、夜中であってもそれほど怖さを感じることはないと思いますが、この時はまだ日中でも何となくそぞろ怖いというか、昼の世界と夜の世界が本来まったく別であったことを思い知らされます。このような環境や体験を通じて、昔の人が感じていたような気持ちに触れたような気になることは貴重な経験です。しかしこれだけ山の上にあるとなかなか氏子の人でさえ参拝に行くことも難しいようです。
祭典後直会の前に山上の神社へ行けない人に集まってもらい簡素ながら清祓の神事を奉仕。少子化高齢化の影響をここでも感じますが、簡素化をしても心の繋がりや儀式の意味を忘れず大切にと挨拶をさせていただきました。(桃)