奉祝祭はそろそろ終盤です。
7月ですと日が暮れるのはだいぶ遅いんですが、この日は残念ながら午後から大雨で真っ暗です。
雅友会(がゆうかい)・葭風(かふう)会の皆様より筝と尺八の合奏を奉納していただきました。
普段めったに聴く機会がない筝や尺八です。神事にも筝は奏上されることはあるんですが、地方の普通の神社ではまずないかと思います 。三味線や筝など弦が雨に濡れると駄目なものですから車から社殿への搬入に大変気を使いました。運搬には氏子青年会の方々がご尽力いただきました。
曲は六段の調べと 八千代獅子を奉納していただきました。
雨の調べに筝の音色が心に染み渡るようでした。また尺八の寂びに心が落ち着き時間がゆっくりと流れる余韻に浸りました。
次に雅楽の奏上です。長岡雅楽愛好会の皆さんです。
奉納いただいた曲は、平調音取・五常楽急・越天楽・陪臚・ふるさとの5曲です。
長岡雅楽愛好会の皆さんには1300年祭の神事でも雅楽を奏上していただきました。神事と雅楽は非常に密接な関係があるのですが、なかなか奏上する機会がないのが実状です。龍笛・篳篥・笙の三管と太鼓・鞨鼓・鉦鼓 ・釣太鼓の三鼓から成り立っています。
晴天でしたら外で篝火(かがりび)のもと奏上していただく予定だったので残念ですが、またいつかの機会にお願いしたいと思います。
途中愛好会の方より雅楽について説明があり、司会の松本さんが実際に吹いてみること・・・
写真の楽器は笙です。パイプオルガンと構造が似ていますが、吹く感じはハーモニカというか・・・音はすぐ出ます。