古い行事の紹介で恐縮ですが(先月11月24日)、神社庁長岡支部で物故神職慰霊祭を斎行致しました。
明治時代以降の長岡支部管内の神職で亡くなられた方を慰霊する祭儀です。物故というのはあまり使われない言葉ですが亡くなられたことを意味します。
通例五年ごとに行っていますが、今回は斎場を当社で行うことになりました。
写真は修礼(しゅらい)を行っているところです。修礼というのはいわばリハーサルです。祭儀というのは祭式という作法のルールに則って行われますが、祭儀の中に荘厳さや神秘性、敬いの念がこもったものでなくてはなりませんので所作の確認が必要です。
五年に一度ということで記憶もあやふやなところもありましたが、支部長以下支部内の祭員により無事斎行されました。
前回から五年も経つといつの間にか支部員の顔ぶれも変わっていることに気がつきます。晩秋の寂しさとともに幽世に去られた方々を偲びつつ、今生きている私らとの繋がりを感じる良い機会であったように感じます。(桃)