最近は当社でも初宮参りをされる方が大変多くなってきております。
少子化を反映してか、生まれたお子様を大切に無事成長される期待を込めて、あるいは災いに巻き込まれることなく順調に育ってほしいという親心の表れかもしれませんね。
この初宮参りは生後百日を目途に(地域によっては生後1か月くらいで行う場合もあります)初宮参りを行います。初宮参りは生後初めて参拝をしてその神社の氏子として神様に見守られ認めていただき将来にわたるご加護をお祈りする儀式です。
そしてこの初宮参りには、お祓い終了後『お食い初め』を行うのが慣わしとなっております。
お食い初めとは赤ちゃんの祝い事の一つで、「初めて母乳以外の食べ物」を準備して食べさせる真似をします。赤ちゃんの健やかな成長と「一生食べ物に困らないように」と願う伝統的な儀式で、ご家族ご親族に子どもの成長とそれによる食事の変化を認識させる意味もあります。
そしてこのお食い初めの儀式の中には『歯固めの石』を用いて『歯固めの儀式』を行います。具体的には、歯固め石にお箸(もしくはスプーン、フォークなど)を当て、そのお箸をお子様の歯茎に当てます。
当社では初宮参りをされた方々には、お札お守りの他にお食い初め用のスプーン、フォーク、葉固めの石などを授与品としてお渡ししております。
ところで先日よく参拝をされる崇敬者の方から水晶を多く奉納いただきました。今後は歯固めの石としてこの水晶をお渡ししていきたいと存じます。初宮参りをされる方にはこのお食い初めを行って家族間の絆を深めていただければと思います。(桃)